専門翻訳のプロが教える危険な英文校正の見分け方!?
- シェイクスピアの専門家に技術文書の英文校正ができるか!?
- 言語学的校正と学術的な校正の違いは品質の違いか!?
その校正会社、本当に信用できますか?
翻訳以上に不可解なケースが多いのが英文校正である。価格にしても安いものは\5/単語から、高いものは\30/単語まで様々である。平均的にクレームが少ないのも英文校正といわれるが、基本的に校正前よりは校正後はよくなっているケースが普通であるためである。
もっとも、最近は英文校正者としての訓練をまったく受けていない米(英)国人の校正作業から、英語のネイティブ・スピーカーですらない韓国人・インド人の校正もあるようなので、校正前より悪くなるケースも皆無ではない。
最近、国際的企業の日本支社というふれこみで、ウエブサイトにどこよりも「安く」「高品質」で「厳格な工程管理」をおこなって「迅速に納品できる」という夢のような宣伝をする英文校正の会社が急増している。
「よし、ここに決めた」 …でもその会社は本当に信頼できるか?
危ない外資の英文校正の会社には「いくつかの共通項」がある
もし、お客さまの発注予定の会社で、もし下記で「2つ以上」が当てはまったら発注前に「本当に信頼できる会社か」よく確認されることを勧める。
- 東南アジアに本社をもつ(ウエブサイト上の記述)、日本に支社ビルがあり(ウエブサイト上の記述)、そこに数十人の正社員が働いているというような「宣伝」となっている。
- 英語を母国語としない担当者(韓国人・インド人)が英文校正をおこなっている。
- 学術的専門知識をもたない米(英)文学の専門家が技術論文の英文校正をしている。
- 日本法人と記載されてあるのに、振込先は何故か「個人名義の口座」となっている。(法人登記されていないケース)
- 英(米)国人研究者が執筆した論文の校正を専門とするエディターが、日本人の書いた論文の英文校正を担当している。(注)日本人の著者の英語レベルが米(英)国人に近ければ問題はない。
知っておくと得な英文校正のいろいろとその特徴について
(a) 言語学的校正
本来は米(英)国人の言語学修士号取得者等が米(英)国人専門家の英語論文の細部を、出版等の目的で念のため再校正するものである。
⇒日本人の執筆論文でも依頼原稿の英語レベルが高ければ校正可能。
(b) 専門的な校正
お客様の論文の研究分野と同じか、又は、隣接する専門分野の背景知識をもつ米(英)国人が英文校正をおこなう。
⇒日本人の英語を米(英)国人研究者の英語表現に近づける目的で校正
(c) 全文リライト
日本人の書いた英文をパラグラフ毎に、米(英)国人の研究者が書き換える。すべて書き直すので達筆な米(英)国人の研究者が書いた論文と同じになる。
⇒くどい記載内容の削除は可能であるが、内容不足を補う作業は不可能
(d) 日英対照の添削
著者が研究者であり、英語は苦手であるが、日本語の論文がキチントかける方で、自分の分野の専門用語の選択に自信がある方にお勧めできる作業である。あくまで「日本語内容を優先する仕上げ」となる。
英文校正の種類は品質とイコールではない。しかし、「いろいろなやりかたがある」ということを知っておくことは、「自分の目的にあった英文校正」を探すのに有益のはずだ。もちろん同じ目的の作業でも依頼する会社により品質格差はある。
弊社作業の詳細に関しては英文校正ページを御確認ください。
ヴァーチャルカンパニー−実体のない会社に御用心−
インターネットで翻訳会社を決めるときは「その記載内容」をしっかり熟読することが大切である。 そして不明な点は電話で確認を勧める。もちろん、訪問してお客さま自身で再確認されることが最も安全といえる。
平成17年12月28日
小笠原壽男
株式会社ドルフィンでは「書類持込」は営業時間内・常時受付けております。但し、「打ち合わせ」の場合は「予約」が必要です。