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専門翻訳のプロが教える翻訳会社と請負業の見分け方!?

その翻訳会社の価格は適正ですか!?

本記事は良心的かつ優良な日本の翻訳会社を批判するものではない。又、翻訳会社の在宅スタッフ(フリーランス)利用を否定するものでもない。(コスト削減のため、在宅スタッフの利用は避けられない業界の現実はある)しかし、お客様が、在宅スタッフの基本訳をそのまま納品している会社に翻訳を依頼するのはお金の無駄だ。フリーランスに直接発注する料金より30%程度以上高くなるからだ。日本人の英訳をネイティブ・チェックもなしで納品する会社は要注意だ。

大企業というふれこみで、ウエブサイトにどこより「高品質」で「厳格な工程管理」をおこなっているという会社の実体が「翻訳請負丸投げ業」であったら詐欺だ。お客様の発注先の翻訳会社の業務が営業のみであれば、「その会社」は無用ではないか!?

「よし、大手に決めた」…でもその会社は翻訳をやっているのか!?

営業活動のみの丸投業には「いくつかの共通項」がある

もし、お客さまの発注予定の会社で、もし下記で「何か1つ」でも当てはまったら発注前に「本当に信頼できる会社か」よく確認されることを勧める。

  1. ウエブサイトでは翻訳会社の常識を超える大資本なのに、肝心の翻訳関係の事業に関する記載が極端に少ない。そして他の翻訳とは無縁な事業内容の宣伝が大半をしめている(資本金は他の事業のために必要であった可能性が高い)。
  2. 仕事を請け負う翻訳会社(注、翻訳者でない)を募集している。特に品質管理の優秀な翻訳会社の下請けを公募している。翻訳会社が翻訳会社に下請けさせるのは何故か考える必要がある(在宅スタッフを使えない理由は何か)。
  3. 翻訳工程に関する記載がない。ここは翻訳(請負)丸投業では「ブラックボックス」。品質は下請会社(実際に翻訳する会社)のレベルによって決まるが、大手翻訳(請負)会社でも、とりあえず「下請けのレベルを判定可能な会社」と、「それさえもできない会社」がある。
  4. 日本で、トップ10位以内の翻訳業者の中にも、丸投げ「専門」の会社は存在する。 又、案件により自社でチェックを入れたり、“丸投げ”したりする業者もある。案件別に「どこまで品質管理してもらえるか」聞くことが肝要だ。お客様の「無茶な短納期の要求」が“丸投げ”を誘発してしまう場合もある。

危ない翻訳請負業を見分けるには流通の知識が必要

(1) 個人の翻訳者に直接依頼する。

メリット:
(a) 価格が安い
デメリット:
(a) 翻訳担当者によって基本翻訳レベルに天地の開きがでる。
(b) 米英国人チェッカー等との共同作業ではない。

(2) 在宅翻訳者と工程管理者(社内専属)のいる翻訳会社に依頼する。

メリット:
(a) 安心して依頼ができる。
(b) 品質が安定していて価格が比較的リーズナブル。

(3) 翻訳請負(丸投げ)会社に依頼する。

デメリット:
(a) 工程管理がブラックボックス(自社で品質を管理していない)。
(b) 翻訳会社の通常価格の2倍程度請求される。

実際には超一流企業(翻訳依頼者)と超一流企業(翻訳請負会社)の間に2社程度の中間業者が入る。企業が直接発注した会社が超一流の翻訳会社であっても、実際の作業は想像もつかないような会社が担当することは普通。逆に、翻訳を請負った会社が内容チェックをして品質を管理するケースは稀だ。

翻訳丸投げ業−工程管理なしの会社に御用心−

インターネットで翻訳会社を決めるときは「その記載内容」をしっかり熟読することが大切である。 そして不明な点は電話で確認を勧める。もちろん、訪問してお客さま自身で再確認されることが最も安全といえる。

平成18年1月4日

小笠原壽男

株式会社ドルフィンでは自社コーディネーターの管理のもと、在宅翻訳者、学術担当者、ネイティブ・チェッカー等の複数の専門家が分担して翻訳作業をおこなっている。

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