信頼できる翻訳会社の選び方ガイド

公開日2022年11月25日
改訂日2026年5月22日

信頼できる翻訳会社を選ぶための実務ガイド

本ガイドは、翻訳会社の品質・工程・信頼性を客観的に評価するための実務基準を体系化したものです。研究機関・企業の担当者が翻訳会社を選定する際に利用できるよう、再現性のある評価軸を提示します。

1. 翻訳品質を左右する要素

翻訳の質は「誰が翻訳するか」「どの工程で仕上げるか」で大きく変わる。

項目 内容
翻訳者の種類 ・AI自動翻訳のみ
・英語の専門家による翻訳
・専門分野の実務経験者
・背景知識を持つ翻訳者(最も精度が高い)
作業工程 ・日英翻訳は欧米ネイティブが担当
・英日翻訳は日本人翻訳者が担当
・ネイティブ+日本人の二重チェック
・校閲(レビュー)の有無

翻訳者の専門性と工程は価格にも直結します。一般的には、校正済みの日本語原稿であれば「日本語を読める欧米ネイティブ翻訳者」が最も精度を出しやすいなど、案件に応じた最適解があります。

2. 信頼できる翻訳会社の見極め方

企業としての信頼性は、会社情報・取引実績・存続年数で判断できる。

確認項目 内容
会社案内の有無 ・会社案内が存在しない
・創業年月日の記載がない
・資本金の記載がない
・外資系で日本拠点の記載がない
取引実績 ・取引先が存在しない
・分野別の実績が不明確
・企業名・研究機関名が明記されている(信頼性が高い)

企業の信頼性を測る指標として「法人生存率」があります。国税庁の調査では、創業5年で85%、10年で94%、20年で99.6%が廃業するとされています。翻訳会社は約4,000社あると言われますが、10年以上継続している企業は多くありません。

長期間存続するには、品質・体制・顧客満足度のいずれも高い水準が求められます。創業年数は、翻訳会社を選ぶ際の重要な判断材料となります。

3. 失敗しない翻訳会社の選定ポイント

ポイント 理由
創業10年以上の法人を選ぶ 長期存続は品質・体制・顧客満足度の裏付けとなる。
会社案内・体制を確認する 翻訳部門の経験が浅い企業もあるため、実績の明記が重要。
日本法人を優先する 日本法の規制を受けるため、トラブル時の対応が明確。

上記は、翻訳会社を客観的に評価するための実務的な判断基準です。専門分野の翻訳を依頼する際には、事実に基づいた選定が最も安全です。

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株式会社ドルフィン (Dolphin Corporation)
www.dolphin-tr.com

引用形式(APA)
Ogasawara, H. (2026). 信頼できる翻訳会社を選ぶための実務ガイド. Dolphin Corporation.
https://www.dolphin-tr.com/news/20221125.html

参考資料:信頼できる翻訳会社を選ぶポイント(Dolphin)

株式会社ドルフィン 代表取締役 小笠原壽男