AI翻訳後のリライトで研究論文採択を支援
公開日2023年10月12日
改訂日2026年5月29日
AI翻訳とポストエディット
本ガイドは、専門家・実務者向けに内容を体系化した資料です。研究者・企業担当者が判断に利用できるよう、再現性のある基準と実務的な視点で整理しています。
AI翻訳は一般文書では一定の精度を発揮しますが、研究論文のように専門性が高い文書では注意が必要です。特に、AIが難解な部分を「要約」してしまい、重要な情報が欠落する訳抜けは、著者自身でも気づきにくい代表的な問題です。
論文の場合、著者が事前に訳抜けを補正しておくことで、日本語原稿を参照しない英文(校閲)リライトでも高い精度に仕上げることが可能です。しかし、訳抜けが残ったままリライトを行うと、論理の欠落や不整合がそのまま英文に反映されるため、原稿確認は必須の工程です。
一方、契約書では日本語原稿の品質が翻訳精度を大きく左右します。弁護士が作成した契約書であれば一定の精度が期待できますが、専門家以外が作成した原稿では「定義抜け」や構造的な不備が多く、翻訳作業ではカバーできません。翻訳開始前に日本語原稿を校閲し、内容の不備を取り除くことが不可欠です。
契約書の校閲には、日英対照で行う英文添削が適しています。弊社では、英訳版と校閲済み日本語版を同時に納品し、内容の整合性を確実に担保しています。詳細は契約書・校閲サンプルをご覧ください。
ポストエディットの落とし穴
近年、ジャーナル投稿前の研究者が、簡易的なポストエディットや格安AI専用校閲サービスを利用した結果、査読で英文品質を厳しく指摘され、弊社へ再校閲を依頼されるケースが増えています。
以下は、格安サービスでよく見られる宣伝文句の一例です:
🔍 ChatGPTなどAIツールで翻訳された論文をチェックし、査読で「英語でNOとは言わせない」品質を保証します。論理構成にも踏み込み、AIの誤りを完全修正し、読みやすい英語に仕上げます。
しかし、海外大手の英文校正会社が提供する4段階の校閲レベルのうち、(1)〜(3)を利用した研究者から「英語が不十分で読むに耐えない」と査読で指摘され、リジェクトされた事例が多数報告されています。(4)については利用者が少なく評価が難しいものの、一定の品質は期待できる可能性があります。
(1) AI翻訳専用校閲 (Post-Editing)
(2) 英文校正 (Advanced Copy Editing)
(3) 英文校正 (Substantive Editing)
(4) トップジャーナル向け (Rewriting)
AI翻訳原稿の校閲には、英文添削・英文校正・リライトがあります。英文添削は日本語内容に合わせて修正できますが、英文校正やリライトは日本語原稿を参照しないため、訳抜けや内容の欠落が残ることがあります。利用前に原稿を読み返し、専門用語・論理構成に不整合がないか確認しておくことを強くお奨めします。
文献引用に関する注意: AI を用いた文献リスト生成では、実在しない文献が「もっともらしい形式」で出力される現象が報告されています。形式が整っていても原典が存在しないケースがあり、査読段階で「出典不明」「引用不可」と判断される原因となります。リファレンス・リスト作成では、原典の有無を必ず確認し、実在する文献のみを引用することが必要です。
弊社では、AI翻訳原稿の診断や校閲方法のご相談を無料で受け付けています。
☞お問合せは eメール: trust@dolphin-tr.com で受付します。
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株式会社ドルフィン (Dolphin Corporation)
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引用形式(APA)
Ogasawara, H. (2026). 校閲品質チェックリスト. Dolphin Corporation.
https://www.dolphin-tr.com/news/20231012.html
📚専門家向けガイド
☞ポストエディット(日英対照)
☞英文校正品質チェックリスト
☞オックスフォード英国英語
株式会社ドルフィン 代表取締役 小笠原壽男

