ニュースレター「AIの普及と翻訳価格の変化について」を掲載しました。

翻訳価格について

AIの導入後の変化

AI翻訳(sample)

最新のAI技術の発展は革新的であり「低レベル、低価格の翻訳者」を一掃したと言っても過言ではありません。未熟な翻訳者よりAIの方が精度の高い翻訳が出来る様になりつつあります。AIの翻訳が誤解なく意味が通じるレベルであれば「米(英)国人の校閲」で完璧なものにすることも可能になっています。

専門分野の論文のAI翻訳では大きな間違いが出る可能性はあります。現時点では、AI翻訳をそのまま基本訳として「米(英)国人の校閲」をおこなっても完璧なものにすることは未だ困難です。それでも、AIの翻訳を日本語オリジナルの執筆者が日英対照である程度手直ししてから「米(英)国人の校閲」で完璧なものにすることならば可能です。

最近、研究者の方が、まず日本語論文を作成して、AIで英語訳して、その後、日英対照で再調整してから弊社に英文校閲に出されるケースも散見できます。

数年前まで「AI翻訳の論文校閲は丁重にお断り」していましたが、2022年より、AI翻訳に誤訳がないかどうかを、論文の執筆者が再点検して調整済みであればお受けしています。その結果、日英翻訳のご依頼数が減り、英文校閲のご依頼数が増えています。AIの進歩により今後もこの傾向は加速すると思われます。

多数の翻訳会社で、「業界最低価格」「業界最高品質」を謳っていますが、調査すれば理解できることですが、このような表示に何の根拠はありません。各社まちまちであり、誇大宣伝を信じるのは危険と思います。まず、業界相場を知ることが賢明と思います。下記は、日本経済産業省許可の公益法人 日本翻訳連盟で発表されたデータ(200単語/400文字)を、弊社と比較しやすいように変更(100単語/200文字に換算)したものです。

ここでは比較が容易になるように「英日100 wordsあたり、日英200文字あたりの税抜表示に換算」してあります。

翻訳料金の目安(オリジナルデータ)については日本翻訳連盟の調査資料をご覧ください。

業界価格/分野 英文和訳 和文英訳
コンピューターマニュアル ¥2,800/100単語 ¥4,000/200文字
一般科学・工業技術 ¥2,800/100単語 ¥4,200/200文字
経営管理・財務・契約書 ¥3,000/100単語 ¥5,000/200文字
医学・薬学 ¥3,500/100単語 ¥6,000/200文字

弊社は日本法人でありますが「英訳(日→英)」及び「英文校閲」を英語圏でおこなっています。その結果、翻訳価格が抑えられています。専門分野によりますが「日本翻訳連盟発表データ」より「17%前後低い価格」でのご提供が可能となっています。これはAI翻訳(AI基本訳+校閲)と「ほぼ同じ価格」であり、一般的な「国内在住のスタッフの基本英訳+校閲」より割安となっています。

弊社の価格は下記のとおり(2023年4月1日改訂)です。

(注)日本翻訳連盟発表データとの比較が容易にするため弊社の価格を「英日100 wordsあたり、日英200文字あたりの税抜価格に換算」して表示します。

単語数は依頼原稿の単語(文字)数になります。

  • 英(米)語100単語→日本語訳(200文字~250文字)
  • 日本語200文字→英(米)訳(100単語~150単語)
翻訳 英→日
(英文100単語あたり)
日→英
(和文200文字あたり)
適用分野
一般翻訳 ¥2,550/100単語 ¥3,000/200文字 市場報告書、調査書
公文翻訳 ¥2,730/100単語 ¥3,180/200文字 戸籍、婚姻証明、車検証
技術翻訳1 ¥3,000/100単語 ¥3,550/200文字 取扱説明書等
技術翻訳2 ¥3,270/100単語 ¥3,910/200文字 情報工学、工学(論文)
理学翻訳 ¥3,270/100単語 ¥3,910/200文字 生物学、化学、物理 (論文)
医学翻訳 ¥3,820/100単語 ¥4,450/200文字 医学、薬学 (論文)
医療翻訳 ¥3,270/100単語 ¥3,910/200文字 健康関連
人文科学 ¥3,270/100単語 ¥3,910/200文字 経済学、教育学、比較文化 (論文)
法務翻訳 ¥3,820/100単語 ¥4,450/200文字 各種契約書等
会計翻訳 ¥3,820/100単語 ¥4,450/200文字 SOX法、会計学、財務関連書類

高度な専門知識を要求される物理学、医学等の論文、契約書等の翻訳において、粗悪な、低価格翻訳が多く見受けられます。発注前に翻訳者の背景知識と作業工程について事前確認をお勧めします。難易度の高い専門分野の翻訳を背景知識なしで、翻訳者の経験と勘で対応することは無謀と言えます。

株式会社ドルフィン 代表取締役 小笠原壽男